アメリカ生活で気が重い事の一つが病院です。
そもそも病院や保険の仕組みが複雑です。
3年経っても保険の仕組みを完全に理解できていません。
 
アメリカに来からまだ歯科と眼科以外には行ったことがありませんでした。
本来はホームドクターというかかりつけの主治医がいて、
何かあるとまずは主治医に相談してから専門医を紹介してもらうという流れになります。
子供は定期健診があるのでホームドクターがいますが、妻も私もまだいません。
  
そんななか、年末に肘をひどくぶつけて大きく腫れてしまいました。
そのうち治るだろうと思ってほおっておいたら1カ月以上たっても全く治らず、
腫れがどんどん大きくなってきたので病院に行く決意をしました。
 
まず決めなければいけないのはどの病院に行くのかです。
アメリカには普通の病院以外にUrgent Careと、ER(Emergency Room)があります。
まず普通の病院を探して予約を試みましたが1カ月先の予約しかできませんでした。

すぐ見てもらおうとするとUrgent CareかERになります。
ERは本当に緊急で生死にかかわるような場合に行く感じですが、
長期間待たされる上にかなりの金額を請求されます。
抗生物質の副作用で子供が高熱を出してと体中にあざができた時に行きましたが、
何の処置もされなかったのに300ドルもかかりました。

名前からUrgent CareもERに近いところだと思っていたんですが、
ネットで調べたら意外と気軽に行けそうな感じだったので意を決して行くことにしました。
家の周りにあるUrgent CareをGoogle Mapで探して評判のよさそうなところにしました。
『Legacy ER & Urgent Care』という名前のところです。

特に予約もせずWalk inで訪問する事にしました。
受付では肘に問題がある事、初めて来たことを伝え、保険カードと免許証を提示しました。
問診表の記入を求められてその場で記入しましたが医療用語が多くて大変でした。
よく出てくる用語は調べましたが、その他は適当にNoとしておきました。
私以外に待っている人は2名ほどしかいませんでした。

15分程経ったところで中に呼ばれて、
熱、血圧を測って、どんな症状なのか等の問診がありました。
相手はおそらく看護師さんだと思います。

その後、別の部屋に移動してドクターを待つこと約20分。
ドクターはラテン系の太った髭のおじさんでした。
私の肘を見るなり『これはXXXだ、薬を出すから飲んでおきなさい』と言い、
私に触れる事もなく2分程で部屋を出て行ってしまいました。
後でネットで調べましたが、肘の滑液包炎だったようです。

症状の説明の紙と処方箋を受け取って、
受付で待っていましたが一向に何も起こらないので勇気を出して受付に聞いてみたところ、
もう帰ってよいとの事。
結局、当日は一銭も払いませんでした。
処方箋をもって最寄りのCVSに行って薬を受け取り、10ドル程払っただけです。

費用がどうなったかずっと気になっていましたが、
2カ月経った今になって請求書が届き、追加で20ドルを支払いました。
大金もかからず、1時間程度で済んだのでよかったです。
もっと早いうちにUrgent Careに行けばよかったなと思いました。
せっかくのアメリカ生活、ビビっちゃダメだなと再認識しました。

みなさんも身体に気を付けてくださいね。
でわでわ!