テキサス駐在の日々

2020年3月より妻と子供2人でテキサスに住んでいます。
ライフワークである英語学習とテキサス生活について
私の経験をリアルに記事にしています。

2020年05月

とにかく、シャワーの向きが気に入らない。
アメリカの家はシャワーヘッドが壁に固定されているケースが多い。
我が家も多分に漏れず、すべて固定されている。
そこで、ホースタイプのシャワーヘッドを買ってきて付け替えをしてみた。

そうすると、シャワーヘッドをかけるところがもともとのシャワーヘッドの位置についていて、
ものすごい高いところになってしまい、妻は届かない。
しようがないので今度はシャワーをかけるフックのようなものを別で買ってきて壁につけてみた。

それである程度ましになったのだが、その角度が気に入らない。
ほとんど直角な上に、シャワーヘッドの根元のほんとにちょこっとしたところしか引っかからない。
もう本当にすぐに落ちるし、水圧が強いと勝手に飛び出て暴れまわる。
一見良さそうだが、水を出すと水の水圧でさらに壁側に倒れるのでほぼ90度に水が出てくる状態。

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もっと、シャワーヘッドをしっかりとつかんでくれて、
角度が30度くらいお辞儀しているちょうどいいシャワーヘッドのフックはないものか。
アマゾン見てもなかなかないんだよねぇ。。
日本に帰ったら買おうかな。
こうして、日本に帰ったら買うものリストがどんどん膨れ上がるのである・・。

コロナ騒動で日米間の移動が制限されるギリギリ前にこちらに来ることができた。

私はテキサス州のAllenという都市に住んでいる。
最近やっと理解できて来たのだが、アメリカは以下の階層構造になっている。
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国(Country)
州(State):Texas State
郡(County):Collin County
都市(City):Allen City
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しかし、住所にはCountyは出てこず、
『1234 XXX Dr., Allen, Texas』 となる。

コロナの感染状況は今日時点で、以下の状況
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Texas State : 感染者数 38,869 死者数 1,088
Collin County : 感染者数      901  死者数      27
Allen City : 感染者数        72 死者数        0
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Allenは比較的安全な感じである。

StateとCountyとCityはそれぞれ警察的な組織も別にあるようで、
交通違反もStateの警察に捕まると罰金も高いという話も聞く。

経済の開放についても各責任者がそれぞれ方針を出すのでずれる事がある。
例えば、Dallas市長はStay at Home命令を延長する声明を出したが、
テキサス州知事は経済オープンの命令をだし、Dallas市長の命令は無効だと主張するような感じ。
そのため、テキサス州、Collin County、City of Allenの情報をそれぞれチェックする必要があり、
なかなか面倒くさい。

現時点では、Allen Cityは公園の遊具(Playground)は禁止だが、
となりのPlano CityではPlaygroundは許可されているので、
車でPlanoまで行けばPlaygroundで遊べるという事になる。

アメリカでは下手をすると逮捕されたりするせいか、
Playgroundにも張り紙があるわけでもなく、ロープが張ってあるわけでもないのに、
誰も遊んでいる人はいないという状況。
アメリカ人はルールに従わないようなイメージがあるが、
意外とみんな自主的に守っているのが不思議な印象だった。
一部、従わない過激な人はいるが、かなりの少数派である。

もう1か月ほど近く、飲食店はテイクアウトしかやっていないし、お店はほとんど閉まっていた。
しかし、先週から飲食店も25%のキャパシティであれば中で食事がとれるようになったので、
早速、先週の日曜日に近くのピザ屋でランチをしたが、いい気分転換になった。

WalmartやKroger等のスーパーはやっているので、毎週末買い出しをするくらい。
あとは、大自然の公園がたくさんあるので、その中を散歩したりして運動するくらい。
生活に支障があまりないと言えばそうなのだが、
一か月以上も遊びに行けないとなると、大人も子供もなんとなくストレスが溜まってくるのを感じる。

コロナで不況のせいか、
自宅の周辺でも車や自転車を盗まれたり、
車のガラスを割られてものを盗られたりする事件がほぼ毎週発生している。
家のセキュリティに少し投資して空き巣や強盗に入られないように注意しないといけない。
そういう点で安全に個人で投資しないといけないという点では日本とは違う部分にお金がかかる。

アメリカで仕事を始めて約2か月が経った。
前任者がすごい仕事のできる人だったので引継ぐのにかなり苦しんでいる状況。

シンガポールで3年間英語で仕事をしていたとはいえ、
その後、日本で6年間のブランクがあり、言いたい事がなかなか英語で出てこない。
しかも、シンガポールなどのアジア英語と違い、アメリカ英語は全然聞き取れない。
リンキングが多すぎて大体何を言っているか分かっても細かい大事なことが聞き取れない。
これでは相手が何を言っているのかを聞き取るのに精いっぱいで、
とても質問を考えるような余裕がない。
結果、一方的に話を聞いて、わからないところは聞き直して終わりになってしまう。
厳しいと想定していたが、ここまで苦しむとは思わなかった。
やはり、アジア英語では全く通用しない。

それと、もう一つ、苦しむのが期待される能力の違いだ。
日本以外で仕事をする時に決定的に違うのが期待される能力が全く違う。
日本では実務能力や専門性はほどほどに、チームで仕事をすることが求められる。
特に大企業の場合、「チームで仕事をする」というのは
チームの一番下の能力者にレベルを合わせる事を意味する。
みんなで一緒に頑張らないといけないため一人だけ突っ走ることは許されない。
そうすると、日本にいるときはチームに方向性を示し、全員に役割を与え、
できない人がいればできるように徹底的に支援、教育するという能力が必要になる。

アメリカでは全く逆で、
とにかく、他の人が持っていない専門性を磨き、
それを武器にして他の専門性を持った人々と切磋琢磨しながらチームを運営する。
そのため、専門性がない者は役割がない。
逆に、専門家であればあるほど尊敬され、頼られる。
そしてそのノウハウは、ジョブセキュリティのためにできるかぎり秘匿されシェアはされない。
また、みんなが違う専門性を持っているのでシェアする事を求められることもない。

アジアでもそれに近いものがあったが、
やはり宗教的もしくは文化的な理由か、全員で頑張ろう的な雰囲気があった。
しかし、アメリカでは冷徹で、役割がこなせなければ代わりを雇うだけである。

日本でそれなりに業績を上げている状態で海外に駐在すると、
それに気づいているかどうかは別として、とても苦しむことになる。
そして、そのうちに何がしかの役割を自分なりに見つけ出して、
その分野の専門性を磨くようになるのである。
これが消化できるまではなかなか苦労する。

私も今、その最中にいる。
十分に分かっているつもりであったが、
日本に居た6年間で自分は何者だったかをすっかり忘れてしまった。
改めて自分の強みは何か、どこでチームに貢献するのかを自らに問い直し、
自分とはこうあるべきという役割なりポジションを見つけなければいけない。
そうしないと、いつまでも、「よくわからない人」から抜け出せない。

改めて、アメリカで身を立てて生計を立てている日本人全員を尊敬する。
自分も早くその一員になるように頑張るだけである。

⑦入居日にオーナーとウォークスルー、鍵の引渡し
日本に一時帰国し、すべての引越しを終え、3/16に飛行機に乗ってついに家族でDFW空港に降り立った。
いきなり入居してもベッドもないので3日程はホテル住まいとした。

3/16の11時からウォークスルーだったので、
妻と子供をホテルにおいて車で新居に向かう。
新居に到着するもオーナー来ない。
エージェントは予定が入っていて参加できないというので、今回は私一人。
なので、誰も来ない。

30分ほど待っても来ないので、エージェント経由でオーナーに連絡。
結局、オーナーはウォークスルーを忘れていたという事で明日に変更。
マジか、あれほどやり取りしたのに。
やっぱり、アメリカはひどい国だ。
東京からついて早々、予定をすっぽかされるとは。

翌日、妻と子供を連れて再度訪問し、ウォークスルー。
オーナーのほかにBillという家を全体的に管理(修理)しているおじさんも同行。
ガレージの使い方や、エアコンのリモコンの場所、フィルター交換の方法等を聞き、
あとは壊れている個所の修理ポイントを全て確認。
特に食洗器は壮絶に汚れていて、
家の見学の際にも指摘して、エージェントが交換させると言っていたものがそのまま。
この時点で、このオーナーとBillはちょっとやばいんじゃないかと感じたが、あたりだった。

ちなみに、鍵は番号式だったので鍵の受け渡しはなく、今の番号を教えてもらった。
番号の変更方法については後から連絡されるとの事。

そして、入居が終わり次第、
2週間以内に家の状況チェックシートというものを記入してオーナーに送付しないといけないので、
1週間後くらいに妻とそれぞれの部屋を回って壁紙がはがれているとか汚れているところ、
壊れているところを改めてすべて記入しオーナーに送付して完了。

⑧5月以降の家賃の支払いの設定
初めの振り込みは30ドルの手数料を払った電子送金で対応。
日本にいたため、チェックを渡すことができなかったため致し方なく電子送金で対応することになった。
では、5月以降はどうするのかというと、Union BankのBill Payというサービスを使う。
アプリで、支払先の相手の住所と金額などを登録しておくと、
Union Bankから自動的に小切手が相手の住所に送付されるという仕組み。
しかも、手数料はかからない。

手数料を払って、クレジットカードで家賃を払う仕組みもあるよう。
クレジットカードのリワード条件などをクリアするために家賃をクレジットカードで支払うときに使うようだが、
今のところは何のリワードもないUSA JALカードしかもっていないので、
とりあえずはBill Payで対応する事とした。

これですべての入居に関する手続きが終わった。
とにかく長かった。
いろいろと調べなければいけなかったし、
たくさんの決断をする必要がありともかく疲れた。
次からはもっとうまくできるであろうが、まぁそうそうそういう機会はないだろうな。。

車の時もそうだが、だれも全体的な流れを事前に解説はしてくれないので、
とにかく一歩一歩前に進むと新しいタスクが表れていつ終わるともわからない中進むという感じ。
いったん経験してしまえばなんという事はないのだが。
そういう意味でほとんどすべての事項について事細かに事前に説明がある日本は本当に親切な国だと思った。
日本は本当に、いい国だ。

4ヶ月住んでみての感触はこちら

家の確保が済んだら、今度は保険、電気、水道、ガス、インターネットの契約をしないといけない。
特に、電気とインターネットは選択肢(会社、プラン)が山のようにあり、
どの会社のどのプランを契約すればお得なのか全然わからず、選ぶのにとても疲れた。

保険
車の保険と同じ保険の代理店に連絡し、家の保険をセットしてもらう。
車の保険が年間35万とかなり高額だったのでビビっていたが、
家保険は比較的安く、年間$300ドルだった。
保険の内容は正直あまり正確に理解できていないが非常に基本的なプランとした。
Deductibles $500
Coverage
 - Personal Property $20,000
 - Loss of use $6,000
 - Personal Liability $300,000
 - Medical $5,000

ちなみに、契約した保険は車も家もTravelersという保険会社となった。

水道
水道は選択肢がなく、基本的には住んでいる地区によって決定されるので非常に楽だった。
水道の契約をすると、上下水道とごみの収集がセットで契約される。
ごみは決まった入れ物があり、ごみの収集日に家の前に出しておくと、
車が来て自動的にごみを集めて持って行ってくれる仕組みである。

私はAllenという市に住んでいるので、
City of AllenのHP(https://www.cityofallen.org/927/Utility-Billing)から住民サービスを申し込む形になる。
基本的にはWEBやメールで済む。
ソーシャルセキュリティ番号は手元にあったがクレジットスコアがなかったせいか、
パスポート情報の提示を求められたのでメールで送付した。

どうでもいいのだが、
住所はAllenなのにPlanoに申し込むようにオーナーに言われてPlanoに申込みしたところ、
あなたはAllenですと却下されるという無駄な作業が発生。オーナーは本当に適当だ・・。

家に入居した後に気づいたのだが、ゴミ箱の蓋がなくなっており壊れていたので、
連絡したところいつの間にか新しいものに変えていてくれた。

毎月1回の支払いをする形式。
クレジットカードで決済すると手数料を取られるのでとりあえずはデビットカードで支払い。

ガス
Atoms Energy(https://www.atmosenergy.com/)と契約。
こちらについても特に選択肢はなく、家のオーナーからの指定でAtoms Energyと契約。
WEBで手続きをしようとしたところ、ソーシャルセキュリティ番号を入れてから先に進めなくなり、
最終的には電話で手続きを実施。
こちらもおそらく、クレジットスコアがないためだと推察される。
日本のように2か月に1回検針されて請求される後払い方式。

郵便もしくはメールで請求書が来るのでWEB画面でクレジットカードで支払い。

電気
Reliant(https://www.reliant.com/)と契約。
電気は日本と同様に自由化されており100社以上の選択肢がある。
ネットでの情報などをベースに価格を一生懸命比較してReliantを選択。
いざ、契約しようとすると、クレジットスコアがないせいか、お得な年間契約ができない。
私ができるのは事前にデポジットを入金してそこから毎週使った分が差し引かれる契約のみ。
電気は自由化されているせいか、厳しい。
本当にこの国ではクレジットスコアがないと不利な生活を強いられる。

クレジットカードを登録しておき、デポジットが500ドル以下になると自動的にチャージされる設定にした。
毎週毎週ご丁寧に今週の電気使用量のレポートを送ってくれる。


インターネット
Spectrum(https://official.spectrum.com/)と契約。
インターネットも山のような選択肢がある。
Googleにしたかったが、私の住んでいる地区は対象外だった。
最終的にはAT&TとSpectrumで悩んだが、とりあえずは契約の縛りがないSpectrumに決定。
WEB上で申し込みをすると3日ほどで家にモデムが到着し、
それを家のケーブルの回線に接続すれば設置完了。
WifiはGoogle Home Wifiを買ってきて接続。
とにかく家が広いので性能のよさそうなWifiを購入した。

毎月の契約は$44/月。
これもクレジットカードで自動で支払われる設定をした。

インターネットを契約して約1か月半が経つが、
すでに3回ほどインターネットが接続不能になった。
どうもあまり品質は良くないようである。

インターネットの契約内容も千差万別で内容が非常に難しい。
そのほとんどが、ケーブルテレビとのセットを勧めてくる。
1年目はケーブルテレビをつけても価格はネットのみとほとんど変わらないが、
2年目からは突然価格が上がる。(大体100ドル/月越え)
我が家はとりあえずはRoku付きのテレビと日本で買ったFireStickがあるので、
ネットさえつながればある程度の番組が見られるのと、
テレビを見るのは子供がほとんどなのでネットの契約だけにした。

毎年、プロバイダーを変更し続ければ非常に安く、
ネット&ケーブルテレビが使えるのだが、そこまでする手間はかけたくないかな。。
テレビ環境についてはまた追って記事にしたいと思います。

今日は住居の契約関する手続きの①~④について
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①申込書を記入して送付
②契約期間や途中解約条件、芝の手入れ等の交渉を経て契約書を作成
③契約書にサイン
④お金の振り込み(デポジット、3月分の日割り家賃、4月の家賃)
⑤保険の契約
⑥電気、水道、ガスの契約
⑦入居日にオーナーとウォークスルー、鍵の引渡し
⑧5月以降の家賃の支払いの設定
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①についてはこれといって特別な手続きなどはなく、送付されてきた書類にサインをするだけ。
契約条件の交渉については会社の規定で1年以降は中途解約ができないといけないという規定があるので、
中途解約条件について交渉。また、必要に応じて芝刈り代を家賃に含める事も可能。
最終的に、3年契約で、1年後以降は中途解約可能。
2か月前通知で中途解約時は3か月の家賃を支払う内容で決着。
エージェントから契約書が送られてくるので、いったん会社で内容をチェックしてもらってからサイン。

契約書には一枚一枚、すべてにイニシャルを記載する必要があるのでちょっと面倒。
私のエージェントはDocuSignというサービスを使っていて、
これは自分のサインやイニシャルを事前に登録しておくと、
書類のイニシャルやサインを入れないといけない場所に自動で入力してくれるというもの。
アメリカならではのサービスだがなかなか便利だった。
(ところどころ入力個所がずれていたが・・)

ところで、アメリカに来る前に買っておいてよかったものにiPad+Apple Pencilがある。
アプリはGoodNotes 5を購入。

アメリカはサイン社会のため、家の契約に限らず、何かの契約をする際にはサインをする。
はじめは印刷してサインしてスキャンする事を考えていたが、
iPadとApple Pencilがあればもらった書類にそのままiPadじょうで必要事項を記入してサインして返送できる。
iPadとApple Pencilは大体いつでも持ち歩いているので出先でもできるし、とても便利。
お財布に余裕がある人は持っておくとよいと思います。

今回は契約手続きをする間は引越し準備のため日本に滞在していたのでリモートで対応。
契約書は原本の送付なども必要なく、すべて電子上で完結するので非常に便利でした。
日本から対応しても何の問題もなかったです。

契約書にサイン後、10営業日以内にお金を振り込まないといけないため、
これまた日本からUnion Bankに電話して電子送金で対応。
振り込むお金は敷金+3月の日割り家賃+4月の家賃なので、
$5,700(2,300+1,100+2,300)を振り込み。

電子送金は車の購入で体験済みなので今回は非常にスムース。
オーナーが自分の住所を間違えるハプニングがあったが、
電子送金の手続き中に途中で気づいて中止できたので事なきを得ず。

それにしても、生活の立ち上げはとにかくお金がかかります。(;´д`)トホホ。

これで家への入居は確約された。

家族を呼び寄せる許可を会社から取る条件の一つが自宅の契約である。
今回は家探しについて記事にしようと思う。

これはシンガポールや上海でもほとんど同じ仕組みであったが、
基本はテナントと大家にそれぞれエージェントがついており、
お互いのコミュニケーションはエージェント同士が行う。

シンガポールや上海と違ったのは、アメリカは基本的には家具は付いていないという事。
個人的な事情として大きく異なるのは今までは独身だったが家族帯同(妻&子供)という事。

アメリカでは情報公開が徹底しているので、Zillowというサイトを見れば、
マーケットに出ている物件の詳細情報や、希望の家賃や家賃のこれまでの推移がまるわかり。

もろもろ調べたところ、家の探し方としては以下のような感じ。(家族がいる場合)
1.地域を選ぶ
2.対象地域の中で家を探す

地域を選ぶところがなかなか難しかった。
そもそも土地勘がまったくないので、ほとんどなんとなくで選んだ。
子供がいる場合、小学校は基本公立になる。(テキサスの場合)
そのため、住んでいるところで通う学校が決まってくることになる。
そこで、GreatSchool(https://www.greatschools.org/)というサイトで学校のレーティングをしているので、
その内容を調べることでその学区の住民の人種の構成やレベルを把握できる。
その他の指標で行くと、性犯罪者が住んでいるかどうかを調べるサイト等がある。
基本的にはエージェントがある程度、安全な地域を絞ってくれるので、その中で探す感じ。

ちなみに、家のそばにお店などがあるかどうかはそれほど重要ではない。
なぜなら、基本的には車社会なので、車で10分も行けば大体のお店はあるので、
それが5分なのか10分なのかという程度の問題なので考慮に入れるほどでもない。

子供がいれば、歩いて行ける距離に公園などがあると、
いちいち子供を車に乗せて移動しなくていいので便利かもしれない。
アメリカでは基本子供はチャイルドシートに乗せないといけないのでかなり面倒。

私たちは以下の条件で調べることにした。
・一軒家
・キッチンがリビングダイニングと一体になっている
・部屋が4部屋以上ある
・庭がある
・車庫と庭が分離されている
・庭に屋根のあるパティオがついている
・プールはいらない

上記の条件とある程度の地区をエージェントに伝えてビューイングをアレンジしてもらう。
1回のビューイングで大体5軒程度の候補を挙げてもらい、順番に見ていく。
ちなみに、このタイミングでは妻は日本にいて私が一人で見ることになるので、
ビューイングの臨場感が伝わるように Go Pro MAX を購入して360度動画を撮影した。

1回目のビューイングは2/20(アメリカ到着の翌日)
エージェントと一緒に車でそれぞれ10分程ずつ見て回る。
家には基本的には誰もおらず、エージェントと2名で勝手に見ていく感じ。
ものによってはまだ人が住んでいる家もある。

家の間取りや、明るさ、設備が壊れていないかどうかを中心に見て回る。
大家がすごくきれいに手入れしており押し入れなどにハーブが置いてあるような家もあったり、
いろいろなところが壊れている家もあった。

最後に見た家はなかなか良かった。
主寝室が広い、比較的新しい(2000年)、設備が新しいものに入れ替えられており、庭も広い。
その後、妻と相談し、その家にしようかとエージェントに2/21の夕方に申し入れをしたところ、
すでに契約されてしまったとのこと。
なんてこったい。。

失意の中、探すエリアを広げて、2/26に2回目のビューイングに挑む。
コロナが迫っていて、おしりに火がついているのと、
せっかく選んで逃すのも悲しいので即決する決意で回る。
まだ引越し途中の家だったが、前の住人もアジア人のようだし、
カーペットも新しいという事もあり、そこに決めることにした。
エージェントには先に会話を始めてもらい、妻に確認後すぐに最終的にOKを出した。

前の住人の引越し+掃除で3/10以降には入居できるとの事。
3月上旬に日本に帰って家族を連れてくるので、そのあとに入居できれば良いので問題なし。

家賃は2,300ドル/月。
安くはないが今までの上海やシンガポールではマンションでももっと高かったので、
一軒家でこの価格は安いと感じた。
テキサスは現時点(2020年)では比較的安いようで、
シリコンバレーの方に行くと一軒家は4,000ドル/月かかると聞いた。

その後、入居までには以下のように長い道のりが待っているのですが、
それはまたおいおい記事にしていきます。
①申込書を記入して送付
②契約期間や途中解約条件、芝の手入れ等の交渉を経て契約書を作成
③契約書にサイン
④お金の振り込み(デポジット、3月分の日割り家賃、4月の家賃)
⑤保険の契約
⑥電気、水道、ガスの契約
⑦入居日にオーナーとウォークスルー、鍵の引渡し

何はともあれ、完全に希望通りではないが住む家を決められたのは良かった。

7.本当の契約&車の受け取り
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出張から戻った翌日の3/5(木)にディーラーに向かう。
ついに車の受取りである。

ディーラーに到着すると、最後の手続きがあるから個室に行けと言われる。
そこには偉そうなマネージャーが居た。
後からわかったのだが、ここで、車の権利の移動などの書類にサインをする。
その偉そうなマネージャは流れるように説明し、サインを進めようとするが、
途中で「お金がまだ届いてないので今日は車は乗って帰れない」と言った。
そこに私は噛みついた。
「この現代において月曜日に送金したものが木曜日に届いてないなんてありえない。
 何か問題が発生したのに違いない、至急確認をしろ。」
と言ったが、
「お金については私の責任ではないので知らない。
 私はここであなたに書類について説明してサインを進めるのが仕事だ。
 とにかくまずは書類のサインを進めよう」とのたまう。

書類にサインしてもお金がなくなっていれば意味がないし、
しかも明日の3/6には私は日本に戻らなければならない。
その後、15分ほど言い合い。

結局、そのマネージャは全く折れず、あとでさらに偉い人を呼んで何とかしようと思い話を進める。
机がディスプレイになっていてそのディスプレイにサインをするという先進的な設備には関心。
いろいろと説明を受けたがほとんど覚えていない。
結局、8つぐらいの書類にサインをした。

その途中、メンテナンスサービスがあるがどうするかと聞かれ、その場で決断を迫られる。
事前に少しくらい説明しておいてくれてもいいのに・・。
とりあえず車の中身(外装を除く)の故障がフルカバーされる一番スタンダードなものに加入。
ここでもさらに3,500ドルとられる。まるでタケノコはぎである。

しかし、この保険はなかなか合理的な仕組みだった。
車の製造から7年間もしくは5万マイルまでがカバーされるもので、
途中で車を売却した場合は使わなかった期間分はまた買い取ってもらえる。
前のオーナーが使っていた分は前のオーナーが払っている。

3,500ドルの支払いのために、
デビットカードの一日の上限枠を広げるために銀行と電話をしている間に、
そのマネージャーが席を外して15分ほど戻ってこなかった。
そして、戻ってきて、「あなたのお金が見つかった」と教えてくれた。
私のお金は本社には入金されていたが、本社が支店にそれを通知するのを忘れていて、
支店側で入金が確認できていなかったとの事だった。
本当にアメリカという国は・・・。

まぁともかく、すべての手続きが終わり、晴れて車を乗って帰ることができた。

しかし、最後に言われたのは、
今の車のナンバーはテンポラリーなので正式なナンバーが取れたら連絡するので、
2週間後くらいに再度ナンバーの受取に来るようにとの事。
またここに来るのか・・。

8.ナンバープレートの受取り
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ちょうど2週間後にナンバープレートが来たから受け取りに来るようにメールがあった。
車でディーラーに向かい、受付でナンバープレートを受け取る。
なんと、取り付けは自分でやるとの事。

とりあえず家に帰り、家の前で借りの紙で出来たプレートを外し、
そこに新しくもらったナンバープレートをドライバーで取り付ける。

これですべてのプロセスが完了した。
一通り体験してしまえば2台目を買うのはそれほど大変ではないと思える。

しかし、1台目を購入するときは全体のプロセスが全く見えない中、
いつ終わるとも知れない状況で、
とにかく目の前に出てくるタスクをこなしていく感じだったので精神的に非常に疲れた。

あと、残っているプロセスとしては、大きく2点。
1.テキサス州の運転免許試験を受けて正式に免許を交付してもらう
2.Toll Tagという高速道路代が安くなるタグを申し込むこと

あと、これは別に今回の購入の中で、
Kahuという車をリモートで監視するサービスを申し込んだので、
それについては別途、記事にしようかと思う。

長々とお付き合いありがとうございました。

5.保険を契約
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車を購入するのに、車の保険が必要と言われていた。
保険がないと契約をできないのでは、お金を振り込めても購入ができないと焦っていたが、
お金を振り込んだ後にディーラーに言われたが、
保険が必要になるのは車を乗って帰るときであって、
購入契約をするときには必要ないとの事。(先に言えよ)

車の保険を契約するには車の車体番号や色などの情報が必要なので、
買う車を特定してからでないと契約することができない。
そこで、試乗して買う車が決まった時点ですぐに
会社推薦の保険屋に連絡して車保険の手配を依頼。
アメリカの保険の仕組みも複雑でよくわからないのだが何とか手配完了。

しかし、高い!とにかく高い!
アメリカに来たばかりで信用がないのでとんでもなく高い。
自分と妻が運転する登録として、車体価格が35,000ドルで、年間の保険料が約3,000ドル。
日本円で車の保険料が35万/年!!
知りあいに聞いてみると、どうやら信用がない場合は相場みたいなのであきらめる・・。
もう40歳になるのに、社会的に全く信用してもらえないのがこんなにつらいとは。。

ここでもひとつわかった事がある。
車の保険を契約するのに住所が必要になる事。
しかし、これは会社の住所にしておいて後から変更すればよいと
保険のエージェントが言っていたのでとりあえず会社の住所で登録したところ、
2日くらいで保険の番号が送られてきた。
そのメールをディーラーに転送。


6.お金の支払い
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結局、月曜日の朝まで送金先情報が来なかったので、朝一でディーラーを訪問。
クマールはまだ出社していなかったのでコーヒーを飲みながら待機。
その日は12時の飛行機でトロントに出張だったので時間がなかったのである。
クマールが出社してからその場で銀行に電話しながら電子送金の手続きを実施。
銀行に手数料を30ドルとられたが無事に送金手続きが完了したと思ったらそうではなかった。

銀行は、その後に折り返しの電話確認を行い問題なければ翌日までには振り込むとの事。
「マジか!、それじゃぁまた車がとられちゃうかもしれないじゃないか」と思ったが、
なぜか、クマールとマネージャはこれでOKって事になり、
無事に残りの書類にサインして購入契約は完了。
車にSoldのサインとWEBからの削除を約束してくれた。
なぜなのか。

その後、また諸々の手続きがあるようで、
とりあえず出張から帰った水曜日に改めて訪問する事になった。
その時に、車のカギをもらって乗って帰ることができるとの事。
保険は、この時までにディーラーに連絡すればよい。

とにかく、車を抑えた安心感でいっぱいで空港に向かったら、
会社で抑えていたはずの航空券が買えてなくてカウンターでひと悶着。
本当に、アメリカはトラブルが多い・・・

3.ディーラーを訪問し、試乗する
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14時をちょっと過ぎてしまったが、ディーラーに行き、
そこら辺のおじさんを捕まえてビルとアポがあると伝える。
しかし、ビルという人はいないと言われる。
確認してもらうと、ビルは予約担当者だから営業ではないとの事。
おじさんはそこら辺に座っていた、
暇そうな若いパキスタン人の営業に声をかけて対応するように指示。
とりあえずそのパキスタン人営業(クマール)に試乗したい旨を伝える。
ー>ラッキーな事に他の営業と違い、クマールはなかなかいいやつだった

狙っていた車をクマールが出してきて乗せてくれた。
試乗はディーラーの店の周りを5分ほど1周する程度。
その後、戻って、念のため他に似たような車がないか聞いてみると、
同じHonda Pilotで別のがあるというのでそちらも試乗させてもらうように依頼。
そちらは一番上位Trim(グレード)のEliteでセキュリティやセンサーなども全部ついている。
そこで、家族用の車なのでセキュリティの高い、最上位グレードを選ぶことにした。

我々駐在員はいづれ3〜5年後には帰任が待っており、その際に車を売却することになる。
ディーラーに聞いた話では車の売却価格を左右するのは
年数、マイル、事故歴、グレード(Trim)で、色などは考慮に入らないとの事。
新車価格と3年落ちの中古車価格を比較してみると
グレード間の価格差異がほぼそのまま中古車にも反映されているようだったので、
短期での売買を考えるならば高いグレードにしてもあまり損にはならないと考えた。
ーー>しかし、唯一の例外は保険料。
   車体価格が上がると保険料も上がる。これは購入時には気づかなかった。。

4.車の購入契約
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試乗したその場で購入の意思を伝える。
購入のための条件はよくわかっていなかったがとにかく話を進めてしまえと思った。
買ってから今までの事故履歴や車の修理履歴や、
ディーラーで受け取ってから直した項目のリストなど、驚くほど細かい情報を説明してくれた。
こういったデータがきっちり残っているのはさすがアメリカだなと思った。
買おうと思っていた車は事故にはあっておらず、
修理はエアコンのフィルターの交換などの程度だったので一安心。
一通り、購入意思を示す的な書類にサインして、最後にお金を払うところでひと悶着。

チェックブックがないのでお金あるのに支払う方法がない。
お金を払えないと車を中古車市場のリストから削除することができないとの事。
削除できないと他に買いたい人がいたら買われてしまう。

クレジットカードの限度額いっぱいで前金を払うと言っても却下、
マネージャーを呼んで散々押し問答した結果、電子送金しかないという話になる。
しかし、電子送金の方法がわからないうえ、土曜日で銀行の問合せ電話受付時間は終了。
致し方なく、月曜日の朝一に再度訪問して電子送金する旨を約束(日曜日はディーラー休み)
中古車市場には出たままになってしまうが、
日曜日は休みなのでまぁ大丈夫だろうという事になった。
クマールとは電子送金の送金先情報をメールで送るよと約束して別れた。

支払う金額は車体の価格は35,000ドル程度だったが、
税金や手数料などが入り、結局39,000ドルほど払うことになった。
ー>これは誤算。税金をすっかりわすれていた。
2台目の購入は少し先にしようとひそかに決心

この時点で一つ判明したことがある。
車を購入するのにソーシャルセキュリティ番号が必要というのは半分合っていて、
ローンを組むためにクレジットスコアが必要なのでソーシャルセキュリティ番号が必要になる。
しかし、今回私は一括で買うのでソーシャルセキュリティ番号の有無は問題なくなった。

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