テキサス駐在の日々

2020年3月より妻と子供2人でテキサスに住んでいます。
ライフワークである英語学習とテキサス生活について
私の経験をリアルに記事にしています。

ブレークスルー記念という事で
これまでの英語学習の履歴とコストをまとめてみたらとんでもなかったです。

2020年3月にパンデミックのさなかテキサスに赴任してきました。
赴任前の段階では
「シンガポールでの3年間の駐在経験もあるし何とかなるだろう」
と思っていました。
当時の自分を正座させて2時間くらい説教したいですね。

本格的に仕事が始まってからが地獄でした。
会議では何を言っているのか全く理解できない上に発言しようとしても話せない。
事前に準備をしようも資料が少なくて準備もできない状態。
会議をパワーポイントの画面録画機能でこっそり録画して毎回聞き直していたので、
何の仕事もしてないのに時間だけが過ぎるような状態でした。

8月になってもまったく進歩がない状況に精神が持たなくなり、
「いくらお金がかかってもいいから誰かの力を借りて英語を勉強しなおすしかない」
と決心しました。
まずは聞き取れないと始まらないという事で調べた結果、
自分が発音できないものは聞き取れないという事で発音練習に特化したGSETに申し込みました。

GSETには2020/8/21に申し込み、2021/6/6まで9カ月やりました。
英語的な発音の超基礎を学び、カタカナ英語から脱却するきっかけをつかむことができました。
上級まで進みましたが、英語の発音手法の自己学習に限界を感じ、
これ以上はプロに教えてもらう必要があると思い始めました。

ちなみに、この間に、
スピーキングビズ、パタプラを申し込みましたが、結局ほとんどやりませんでした。
サービスの問題というより、自分が怠け者で、対人でないと続かないのが問題でした。

この頃はヒアリングが少しずつ上達してきており、
会議の中で習った単語を少しずつ拾う事ができるようになり始めました。

発音のプロを探す中で見つけたのがドクターDでした。
ドクターDマスタートレーナーの10回コースを申し込み、
2021/6/13-2021/8/13まで受講しました。
さすがプロでした。
自分の弱点を的確に指摘してもらい、練習方法を教えてもらいました。
LとRの違いなどを明確に区別できるようになって来たのもこの頃です。
10回の最後の方ではシャドーイングの練習が中心になって来た事と、
指摘事項がかなり細かくなってきた(jとzhの違い等)ので、
現時点ではこれ以上は必要ないという判断からドクターDは10回でそのまま終了しました。

(続く)

最近は日本でもインフレが話題ですが、
アメリカのインフレは本当にえげつないです。

私は駐在員という立場上、給料は日本ベースなのでさらにしんどいです。
アメリカベースで給与をもらっていれば、
アメリカでインフレが起こればその分給与も上がっていくはずですが、
日本はほとんどインフレしていないので給与は据え置きです。
なので、額面は変わらなくとも実質的には給与が下がっている感覚です。

家の契約更新を迎えましたが、
2,300ドル/月だった家賃が2,990/月へ値上げされました。
1.3倍の値上げです。
幸い、家賃は会社負担なので助かっていますが、
自腹の家賃がいきなり1.3倍になったら生きていけません。
いくらアメリカでも給与がいきなり1.3倍になる事はそうそうないので、
さらによい給与を出してくれる別の会社に転職するか、
家のレベルを下げて安い家賃の家を探すことになります。

アメリカで現地採用で働くのであれば家は絶対に買おうと思いました。
賃貸では安定した生活などは到底望めません。
モノの値段もどんどん上がるので、
欲しいものがあればできるだけ早く買った方がお得な気がします。
アメリカ人がクレジットで買い物をしまくるのはそういう理由もあるのかもしれません。

今日は久々に外でランチを食べて、Poke丼を食べましたが、
15ドルでした。日本円に今のレートで換算したら2,000円越えです。
ラーメンも一杯12ドル程度はしますので気軽に外食に行く気にもなれません。

ガソリンの値段もコロナ当初は1ガロン(3.8L)1.5ドル程度まで下がりましたが、
数カ月前は4.5ドル(3倍!)まで上がっていました。
今は政府の補助金のおかげか、3.0ドル程度に落ち着いています。
先週、西海岸に行ったらガソリン代は1ガロン 6.5ドルになっていて、
テキサスの2倍以上でしたので、まだこちらはましかもしれません。
6.5ドルだったら満タンにしたら1万円くらいかかりそうです。

アメリカは弱者には本当に厳しい国だなと思いました。
バリバリ働いてお金を稼げるうちはいいですが、
家族をもって安定的に暮らそうとすると、
防犯面を考えてもアメリカはあまりいいところではないかもしれません。

でわでわ

ついにブレイクスルーが来た

アメリカに来てから約2年半、ずっと英語に苦労してきました。
英語の会議では言葉の問題で発言を控えてしまったり、こちらの主張を簡単に言いくるめられてしまう事が多々ありました。
自分の言いたい事が正確に伝わらずに途中で諦めてしまうこともありました。
かなりの金額と時間を投じて英語を勉強してきましたがなかなか進歩を感じられず、
いつの間にか2年半が過ぎてしまいました。

しかし!! ついにブレイクスルーが来ました。
外国語を継続的に勉強していると「レベルが一段上がったな」というタイミングがあります。

2週間ほど前から突如、以前より格段に英語がスムーズに話せて聞けるようになってきました。
不思議ですが、間違えたり、うまく言えなくても全く気にならなくなりました。

何がターニングポイントになったのか全くわかりません。
今までのインプット量とアウトプット量が閾値を超えてレベルアップしたような感じです。

アウトプットについてはカランメソッドが非常に効果を発揮しているような気がします。
文法的に正しい文章を何度も何度も繰り返し口に出したり音読する事で、
頭の中に英語の文章の型ができてきたような気がします。


具体的に感じた大きな違いは、
私が話している途中に割り込まれる事がかなり減った事です。
以前はまだ話の途中なのに終わったと思われて相手が話し始める事がよくありましたが、
今ではすこし間が空いてしまったとしても待ってくれるようになりました。
ゆっくり話すようにした事で英語的なリズムが取れるようになって来たのかもしれません。

他には、今までは難しい事を言おうとすると
話しながら途中で文章が崩壊してしまう事がありましたが、
徐々に、ギリギリ途中で立て直す事ができるようになってきました。

最後は、間違えたり、うまく言えなくても全く気にならなくなりました。
そのため、必要に応じて言い直したりする事が冷静にできるようになりました。

大きな進歩を感じましたが、まだまだ未熟ですので引き続き勉強は続けます。
レベルアップすると一時的にはすごく進歩したと感じるんですが、
少しするとまた新しい課題がたくさん見えてきて悶々とすることになります。

ひとまずは、この喜びを満喫したいと思います。
みなさんのコメントのおかげで勉強を続けられています。
ありがとうございます。

でわでわ

↑このページのトップヘ