テキサス駐在の日々

2020年3月より妻と子供2人でテキサスに住んでいます。
ライフワークである英語学習とテキサス生活について
私の経験をリアルに記事にしています。

前回はドクターDの受講が終わったところまで書きました。

この段階で、発音の技術的な理解が深まり、基礎が身についてきたと感じたので、
次のステップとしては実践の機会を増やす事にしました。
そんな中で、コメントで教えていただいて登録していたCafe Talkを始めました。
Cafe Talkは2021/4/13~2022/5/9まで約1年程利用しました。
登録自体は2021/4/13にしていましたが本格的に利用したのはドクターD以降でした。
始めはなかなかコレといった先生が見つからず苦労しましたが、
後半は決まった先生を見つけて、
アメリカのニュース記事を中心にフリートークをする授業を週に2回ほど受けていました。
残念ながら先生が日本に行ってしまう事になったためCafe Talkはそこで辞めました。
理由としてはお気に入りの先生を探すのがしんどかった事と飽きが来ていたことです。

この頃になると、
慣れた人との1対1の会話であればある程度、会話ができるようになっていました。
しかし、自分の言いたい事は50%程しか言えていない感触です。
複数人の会議では自分の発言するスキを見つけられずほとんど話せません。
事前に準備した質問を何とか無理やり発言するも
一問一答みたいなやり取りが精いっぱいというレベルです。
-------------------------
私 :「この点はリスクがあると思うがどうか」
相手:「XXXの対策を取っているから大丈夫です」
私 :「ありがとう」
-------------------------
という程度で、後から相手の話の矛盾に気づいて悔しい思いをする事も多々ありました。

ネイティブ同士の複数人の会議では話しているワードはそれなりに聞き取れていると思うのに、
何を言わんとしているのかが理解できないという状態でした。
脳が言葉を拾う事にほぼ100%使われてしまい、内容理解までの余裕がなかったんだと思います。

この頃になると今度はスピーキングの問題も気になってきてしまい、
IDIYで文章を書いて、文章作成能力を上げようかとトライしたりもしました。
1カ月程を2回やりましたが、正直まったく効果を感じませんでした。

文章作成能力を高めるという事で、
改めてパタプラをやろうと決心して1カ月程再開したりしていました。
しかし、やはりフィードバックがないためモチベーションが続かずに困っていました。

そんな折に見つけたのがシャドテンです。
パタプラもある意味シャドーイングに近かったので親和性を感じたのと、
毎日フィードバックをもらえるという点に魅力を感じて2021/11/10に申し込みました。
トライアルの感触がよかったのでそのまま契約し、最終的には2022/9/17まで10カ月程続けました。
始めた当初には「こんなの無理だろう」と思っていたようなスピードのものも
練習さえすればシャドーイングできるようになりそれなりに進歩は感じました。
聞いた英語をそのまま口に出すという事で日本語を介さない脳の使い方が強化されたような気がします。
しかし、仕事の英語に対して劇的な効果は感じず、
「このままどんどん早い英語をシャドーイングできるようになったところで何か意味があるのか」
という疑問が生じてしまい、モチベーションを保てなくなりました。

この頃はどのスキルを強化すればよいのか、
そのためにはどういった練習が効果的なのかが分からず迷走していた気がします。
もう一度、ドクターDに戻ってアドバイスをもらおうかとも考えていました。
こう言うような時にアドバイスがもらえるコンサルティングサービスがあったらいいなと
本気で思いました。

そんな時に、会社の英語を勉強している人が参加しているチャットグループの会話で
「カランメソッド」というワードを初めて聞きました。
「シャドーイングっぽいけど、4倍速く英語が身に付くなんてなんだかすごい怪しい」
というのが第一印象です。
しかし、カランメソッドが気になりネットで体験談等を調べる日々が続きました。
そんな時に初心を思い出しました。
「いくらお金がかかってもいいから誰かの力を借りて英語を勉強しなおすしかない」
悩んでいるならとにかくやってみるしかない、という事で2022/5/17に申し込みました。

レベルチェックでは一番低いレベルと診断され、正直なところ、すごく傷つきました(笑)
だって2年ほどアメリカで英語で仕事しているのにレベル1ってどういう事よ。
そこからカランメソッドにはまっていき、今はレベル5まで来ました。
非常に効果を感じているので12までやって、
その後はビジネスカランもやろうと思っています。

さて、次回はこの2年間で果たして私は英語学習にいくら費やしたのか、
その総額と明細を公開したいと思います。

ブレークスルー記念という事で
これまでの英語学習の履歴とコストをまとめてみたらとんでもなかったです。

2020年3月にパンデミックのさなかテキサスに赴任してきました。
赴任前の段階では
「シンガポールでの3年間の駐在経験もあるし何とかなるだろう」
と思っていました。
当時の自分を正座させて2時間くらい説教したいですね。

本格的に仕事が始まってからが地獄でした。
会議では何を言っているのか全く理解できない上に発言しようとしても話せない。
事前に準備をしようも資料が少なくて準備もできない状態。
会議をパワーポイントの画面録画機能でこっそり録画して毎回聞き直していたので、
何の仕事もしてないのに時間だけが過ぎるような状態でした。

8月になってもまったく進歩がない状況に精神が持たなくなり、
「いくらお金がかかってもいいから誰かの力を借りて英語を勉強しなおすしかない」
と決心しました。
まずは聞き取れないと始まらないという事で調べた結果、
自分が発音できないものは聞き取れないという事で発音練習に特化したGSETに申し込みました。

GSETには2020/8/21に申し込み、2021/6/6まで9カ月やりました。
英語的な発音の超基礎を学び、カタカナ英語から脱却するきっかけをつかむことができました。
上級まで進みましたが、英語の発音手法の自己学習に限界を感じ、
これ以上はプロに教えてもらう必要があると思い始めました。

ちなみに、この間に、
スピーキングビズ、パタプラを申し込みましたが、結局ほとんどやりませんでした。
サービスの問題というより、自分が怠け者で、対人でないと続かないのが問題でした。

この頃はヒアリングが少しずつ上達してきており、
会議の中で習った単語を少しずつ拾う事ができるようになり始めました。

発音のプロを探す中で見つけたのがドクターDでした。
ドクターDマスタートレーナーの10回コースを申し込み、
2021/6/13-2021/8/13まで受講しました。
さすがプロでした。
自分の弱点を的確に指摘してもらい、練習方法を教えてもらいました。
LとRの違いなどを明確に区別できるようになって来たのもこの頃です。
10回の最後の方ではシャドーイングの練習が中心になって来た事と、
指摘事項がかなり細かくなってきた(jとzhの違い等)ので、
現時点ではこれ以上は必要ないという判断からドクターDは10回でそのまま終了しました。

(続く)

最近は日本でもインフレが話題ですが、
アメリカのインフレは本当にえげつないです。

私は駐在員という立場上、給料は日本ベースなのでさらにしんどいです。
アメリカベースで給与をもらっていれば、
アメリカでインフレが起こればその分給与も上がっていくはずですが、
日本はほとんどインフレしていないので給与は据え置きです。
なので、額面は変わらなくとも実質的には給与が下がっている感覚です。

家の契約更新を迎えましたが、
2,300ドル/月だった家賃が2,990/月へ値上げされました。
1.3倍の値上げです。
幸い、家賃は会社負担なので助かっていますが、
自腹の家賃がいきなり1.3倍になったら生きていけません。
いくらアメリカでも給与がいきなり1.3倍になる事はそうそうないので、
さらによい給与を出してくれる別の会社に転職するか、
家のレベルを下げて安い家賃の家を探すことになります。

アメリカで現地採用で働くのであれば家は絶対に買おうと思いました。
賃貸では安定した生活などは到底望めません。
モノの値段もどんどん上がるので、
欲しいものがあればできるだけ早く買った方がお得な気がします。
アメリカ人がクレジットで買い物をしまくるのはそういう理由もあるのかもしれません。

今日は久々に外でランチを食べて、Poke丼を食べましたが、
15ドルでした。日本円に今のレートで換算したら2,000円越えです。
ラーメンも一杯12ドル程度はしますので気軽に外食に行く気にもなれません。

ガソリンの値段もコロナ当初は1ガロン(3.8L)1.5ドル程度まで下がりましたが、
数カ月前は4.5ドル(3倍!)まで上がっていました。
今は政府の補助金のおかげか、3.0ドル程度に落ち着いています。
先週、西海岸に行ったらガソリン代は1ガロン 6.5ドルになっていて、
テキサスの2倍以上でしたので、まだこちらはましかもしれません。
6.5ドルだったら満タンにしたら1万円くらいかかりそうです。

アメリカは弱者には本当に厳しい国だなと思いました。
バリバリ働いてお金を稼げるうちはいいですが、
家族をもって安定的に暮らそうとすると、
防犯面を考えてもアメリカはあまりいいところではないかもしれません。

でわでわ

↑このページのトップヘ