テキサス駐在の日々

2020年3月より妻と子供2人でテキサスに住んでいます。
ライフワークである英語学習とテキサス生活について
私の経験をリアルに記事にしています。

私はダラスから高速道路で30分程北上した、いわゆる田舎に住んでいます。
車がないと生活できないので家族用と通勤用の車2台を所有しています。
  
道路は広くて歩行者もいないので運転しやすいのですが、
乱暴な運転をする人が多く車の事故が非常に多いです。
週に1回くらいは事故現場に遭遇します。
制限速度が高めのせいか、事故の程度もかなりひどいものが多いです。
 
赴任してから3年半無事故だったのですが、
ついに通勤用の車をぶつけられてしまいました。
とはいえ、家のガレージ前に停車していたところに、
向かいの家の車がバックで突っ込んでくるという事故だったので、
こちらの怪我は無かったのは幸いでした。
 
そこからの修理対応がなかなか面倒くさくて参りました。
基本的に相手側がやる事は保険会社への連絡だけで、
そこから先は全部こちらが相手の保険会社とやり取りをしないといけません。
我々の保険会社にも問い合わせましたが、
代理で交渉する場合は手数料がかかると言われたので自分でやる事にしました。
 
車が1台だと生活に支障がでるのですぐに代車が欲しかったのですが、
修理プロセスが開始されないと代車がもらえない事が判明。
相手が保険会社に連絡を入れてプロセスがスタートするだけで3日かかりました。
そこから相手の保険会社が提携している修理工場をWEBで探すわけですが、
一番近いところは10月以降でないと対応できないとの回答。

ともかく一番早く対応してくれるところを探して電話をかけまくりました。
1週間後に対応できるところが見つかりましたが、
それまで代車は手配できないので10日間は車1台の生活です。
ぶつけられた側がなんでこんなに苦労しないといけないのかというイライラMaxです。

1週間後の車の引き渡しに合わせてレンタカーを予約します。
これも相手の保険会社のサイトから提携しているところをピックアップし、
家に近いハーツレンタカーにする事にしました。
車を修理工場に引き渡し後にハーツに向かい、手続きをしている途中に問題発生。
車代は保険会社が払うので無料だが、保険代として1日30ドルかかると言う。
そんな馬鹿な話はないだろうという事でキャンセルして帰宅。
いつ修理が終わるかわからないのに30ドル/日なんて支払えないです。
 
帰宅後に相手の保険会社に電話して確認したところ、
事故にあった車の保険をそのまま代車に適用できる可能性があるとの事で、
自分の保険会社に電話して代車にも保険が適用されるか問合せし問題ない事を確認。
また改めてレンタカーの予約をするのだが、
ハーツは信用できないので修理工場の隣にあったエンタープライズに変更し、
自分の車の保険番号を持参して無事に手続き完了。
 
今回の事があって気づきましたが、
修理工場にレンタカー会社が隣接している可能性があるので、
そういったところを選んだ方が諸々スムーズだと思います。
 
修理工場はよくできていて、
見積もりやパーツの発注状況を適宜アップデートしてくれるので安心でした。
2週間で直るようなので良かったです。
知人のアウディは部品調達に4カ月かかったと聞いていたので、
数カ月を覚悟していましたが大丈夫そうです。
ちなみに、修理工場はCaliber Collisionです。
 
日本と大きく違うなと思ったのは、
修理をするか同等のお金を受けとるか選べるという点です。
修理工場に持って行って見積りを出してもらうのですが、
そのまま修理してもらうか、修理せずにその金額を受け取るか選べます。
だから壊れたまま走っている車が結構あるのかなと納得しました。
 
それにしても、完全にぶつけられ損で、とんだ迷惑です。
今は無事に修理が終わって車が戻ってくるのを祈るばかりです。
 
皆さんも事故には気を付けてください。
でわでわ!

今日は英語は特に関係ないのですが、
日本と違うという意味で気になるニュースを3つほどシェアしたいと思います。

1.2023年9月1日よりおむつや生理用品の免税化
2.学校の週休3日制導入
3.8月だけで10代の子供が22名も行方不明

1.2023年9月1日よりおむつや生理用品の免税化

テキサス州では今年の9月1日からおむつや生理用品等が免税となりました。
冒頭のニュースサイトの説明を見ると貧困層向けに必要なものを買えるようにという
経済政策的な面からの導入という旨が記載されています。
一方で、こちらのサイトでは、Pink Taxの免除による
ジェンダー格差の解消が目的という論調で記載されています。
何かにつけジェンダー問題に紐づけるのはアメリカらしいなと思いますし、
Pink Taxのページを読むと視点もあるのだなと勉強になります。
ヘアカットのコストが男性より女性の方が高いという事を
ジェンダー格差だととらえた事がなかったのである意味新鮮です。
同意できるかどうかは別ですが。。
同様の免税化はコロラド州、アイオワ州、フロリダ州、NY州でも実施されていて、
他の州にも広がっていく方向性のようですね。
どんな理由にしろ、最低限の生活を送るための必需品なので良い事だと思います。

2.学校の週休3日制導入

アメリカの公立学校はSchool Districtという単位で運営されています。
テキサスには1,207のSchool Districtがあるようですが、
そのうちの76のSchool Districtが今年から4日制を導入したというニュースです。
その他にも13のSchool Districtはハイブリッド制のようです。
導入の背景としては、生徒の事情というよりは、
コロナ以降、先生の確保が厳しくなっており先生向けの優遇施策のようです。
特に人が少ない地域などはかなり厳しい状況のようです。
4日制になると金曜日が学校が休みになるわけですが、
仕事を休むわけにもいかず、子供を家に一人にすると逮捕されますので、
共働きの家やシングルマザー等は大変厳しい状況に直面してしまいます。
私の家の周りはまだ大丈夫だと思いますが、とても気になるニュースです。

3.今年の8月だけで22名の10代の子供が行方不明

本当に恐ろしい話です。
我が家の周りは比較的治安が良いと言われていますが、
それでも殺人や強盗のニュースは頻繁にあります。
普通に生活している分には命の危険を感じるようなことは全くありません。
しかし、こういうニュースを目にするとアメリカの治安の悪さを再認識させられます。
今年の5月にも近所のアウトレットモールで無差別銃撃があったばかりですし、
不特定多数の人がいる場所では常に周りに気を配ったり、
外では子供からは絶対に目を離さないという事を徹底したいと思います。

今日は、気になるニュースをシェアしてみました。
いい所も悪いところもたくさんあって、アメリカは面白い国です。
でわでわ!







現在、英語学習の一環として英語の本を読むようにしています。
普段の仕事の会話では出てこない単語や表現を学べるからです。
今回は英語の本を使った学習について記事にしたいと思います。

英語の本を読む事による学習効果はいろいろとあると思っています。

まず、上にも書いたように単語や表現の幅を広げられる点です。
アメリカに住んでいたとしても、
普段の仕事や日常生活で使う言葉はかなり限られています。
3年半が経過した今では積極的に新しい言葉に触れに行かないといけません。
映画やドラマもいいのですが小説などの英語の本を読むのは非常に効果的です。
動画や音声と違い、
本を読む場合は目で文字を追いながら同時に頭の中で音に変換して読むせいか、
頭に残りやすいです。
また、本の中に何度も同じ言葉が登場したりしますので、
読み始めの頃は分からなくても読み終わる頃には完全に自分のものになっています。

次は英語の文章を読むスピードが上がるという点です。
これは当たり前ではありますが、
私は英語の本を読むようになってから格段にスピードが上がりました。
分からない単語があっても、いちいち辞書を引かずに読み、
大体の意味が分かればそれでよしとしています。
分からない単語に気を取られることなく文章を読み進め、
著者の意図をくみ取りつつ、分からない単語や表現の意味を推察しながら読みます。
それを繰り返すことにより速読の訓練になり、
日常生活や仕事上でも英語を読むスピードが格段に上がっていきました。

最後は英語の文章の読解力が上がるという点です。
ただ文字を読むのと読みながら文章を理解するのは大きく違います。
当たり前ですが、
小説であれば物語が気になりますので理解しようとして読もうとします。
読み始めはなかなかシンドイですが、
物語の後半になってくれば英語を読みながら同時に情景が想像できるようになります。
私は小説を読むようになってから、
仕事でも英語のプレゼンやメールを読むときに書き手の意図を想像しやすくなりました。
以前は英語の文章を翻訳してその文章の意味だけにフォーカスを当てていました。
最近は言い回しや言葉の使い方でなんとなく相手の意図を推察しやすくなった気がします。

そんな良い効果がたくさんあるものの、
一番難しいのが、「何の本を読めばいいのか」です。

私はインターネットでいろいろと検索して、
初心者向けの英語の本と言われているものを買ってみましたが、ダメでした。

そんな時にブレイクスルーとなったのは、日本の著者の英語翻訳版の本です。
東野圭吾や宮部みゆき等、意外と多くの日本の作品が英語化されています。
話の運び方が日本人の感性で書かれたものなので、そもそも読みやすいです。
日本が舞台で日本人が登場しますので登場人物の名前が簡単に記憶でき、
小説内に登場する場所のイメージが非常に簡単です。
洋書の場合、
知らない土地の情景を英語で説明されてもイメージがしずらく物語に没入できません。

もし洋書に挑戦してみたいけどうまくいかないと困っている方は、
自分の好きな日本の作品の英語版を探してチャレンジしてみてください。
私は、東野圭吾のNaokoと、宮部みゆきのCrossfireを読みました。

日本作品の英語版でこなれてきた後に、洋書のノンフィクションに挑戦してみました。
これは完全に外国人が書いた本ですが、意外とすんなり読み切ることができました。
ノンフィクションなので結末はわかっていますし、
登場人物も検索すれば写真が出てきますので読んでいて想像しやすいです。
また、風景描写なども必要最低限なのであまり引っ掛かりません。

まず最初にBad Bloodという、
セラノスというスタートアップをめぐる不正のノンフィクションを読みました。
中盤からの告発者とセラノス創業者の攻防は手に汗握る内容でとても面白かったです。
血液検査に関する専門用語がたくさん出てきた点と、
登場人物が非常に多く、フルネームだったりニックネームだったりで、
誰が誰がか分かりにくいのが難点でした。

今は、Shoe DogというNikeの創業者の自伝を読んでいます。
日本もたびたび登場するので面白いです。
まだ3割程度で、オニツカタイガーの販売代理店をやっている頃の話なので、
ここからどうやってあの巨大なNikeになったのかが楽しみです。
Shoe Dogは英語としてはそれほど難易度は高くないですが、
本筋とあまり関係ない細かい話が多く、少し冗長な感じがします。

個人的な趣味趣向の問題かもしれませんが、
ハリーポッターのような小説よりは、ノンフィクションの方が読みやすいです。

ある程度慣れてくれば自分の好きなジャンルの洋書を手に取ると良いと思いますが、
手始めに日本作品の英語版にトライしてみると良いかもしれません。

でわでわ!

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